2008年 06月 30日
Van der Graaf Generator - 6/29 公演 |
昨日6/29 はVan der Graaf Generator によるO-West での最終公演だった。連続三日目の演奏は、やはり三日間の中でもっともこなれていた。特に Peter の声の伸びがいい。HughもGuyも手足がよく動いている。バンドがいかに有機的なものかがよくわかる。
29日の白眉は "Gog"だった。Peter の声のすばらしさと「神の不合理」を想起させる歌詞が最大限に生かされる。Hughの教会オルガン風の演奏とGuyの「ドス」の効いたドラムが、根拠のない権威の醜さを象徴的にあぶり出す。VdGGがライヴ・バンドとして評価が高いのはヨーロッパでは知られた事実だが、実際に目にすると、その底知れない力に圧倒される。VdGGこそ必ずライヴを体験すべきグループだ。
オーディエンスもまったく素晴らしかった。アンコール前の最後の曲とアンコールで、メンバーが誰も音を出さないいわゆる「音の空白」を作る瞬間が二回あったが、そのどちらも完全なる無音が達成された。この音がないという状態は極めて重要だ。オーディエンスが音楽を良く理解し、一緒に「創作」することに参加するという意志の表れだと思う。VdGGも公演終了後、「二回の無音状態」を大変喜び、高く評価していた。Hughによれば 1970年代に演奏して以来初めてのことだそうだ。これまでは必ず誰かが叫んだり、拍手したり、何か音が出ていて、「無音の演奏」ができなかったと言っていた。
前日に続き、この夜も二回のスタンディング・オーヴェーションとなった。素晴らしいバンドには素晴らしいファンがついていることを実感させた公演だった。
写真:前沢春美
29日の白眉は "Gog"だった。Peter の声のすばらしさと「神の不合理」を想起させる歌詞が最大限に生かされる。Hughの教会オルガン風の演奏とGuyの「ドス」の効いたドラムが、根拠のない権威の醜さを象徴的にあぶり出す。VdGGがライヴ・バンドとして評価が高いのはヨーロッパでは知られた事実だが、実際に目にすると、その底知れない力に圧倒される。VdGGこそ必ずライヴを体験すべきグループだ。
オーディエンスもまったく素晴らしかった。アンコール前の最後の曲とアンコールで、メンバーが誰も音を出さないいわゆる「音の空白」を作る瞬間が二回あったが、そのどちらも完全なる無音が達成された。この音がないという状態は極めて重要だ。オーディエンスが音楽を良く理解し、一緒に「創作」することに参加するという意志の表れだと思う。VdGGも公演終了後、「二回の無音状態」を大変喜び、高く評価していた。Hughによれば 1970年代に演奏して以来初めてのことだそうだ。これまでは必ず誰かが叫んだり、拍手したり、何か音が出ていて、「無音の演奏」ができなかったと言っていた。

写真:前沢春美
by invs
| 2008-06-30 08:58
| Van der Graaf G.

