2009年 03月 29日
Dave Stewart & Barbara Gaskin 日本公演 II |
Dave Stewart & Barbara Gaskin 日本公演ではオリジナル及びカヴァー曲が演奏された。それも今回リリースされた Green & Blue のアルバムの曲、それ以前に発表されているStewart & Gaskinの曲、Dave の昔のバンド時代の曲、そして新譜にも含まれていない新曲で構成されていた。Barbara の歌をフィーチャーした曲、Dave のインスト、DaveやAndy のソロが彩りを添えた曲などとても幅の広い、楽しくかつ興味深いセットリストだった。
photo: 3/21 前沢春美
3公演、毎日変わるセットリストは、コンサート直前に、Daveがメンバーと一緒に話し合って楽屋で決めていたもので、随分と時間をかけて練られたものだ。アンコールも3公演すべて二回行い(最初は一回で考えていたようだが、ファンの声援に応えて修正)、最終日には "It's My Party"の携帯着信音を使っての余興まで飛び出した。
演奏は、初日の緊張感、二日目の疲れ(Barbaraは時差ボケで三時間睡眠だった)、最終日の形容しがたい高揚感を生んだ大熱演と、アップ・アンド・ダウンはあったが、全体としてのクオリティーは非常に高く、これまでのライヴ数が少ないという問題は微塵も感じさせない。Barbaraは以前と変わらず艶のある、かつノン・ヴィヴラート的ヴォイスとしてはとてもキャラクターのある声を出していたし、Dave もマルチ・キーボードの操作の間隙を縫ってギター・サウンドの魅力的なアドリブを繰り出していた。Andy のギター・バッキングとヴォーカル・バッキングは決してでしゃばらず、でも全体のサウンドに必要な厚みをもたらす重要な役目を果たしていた。また、ステージ上ではないが、会場後方でPAを担当したTed は、機材の設営、修理、音の管理、その他細かなことも含めて完璧な裏方を務めていた。当たり前だが、全員の協力があってはじめて成功がもたらされる。
photo: 3/21 前沢春美
もちろん、この全員には会場のスタッフはもとより、来場されたファンの方々も含まれる。ミュージシャンは音楽を聴く人々に反応しながらライヴをしている。一生懸命に聴いてくれるファンが大勢いる会場では、やはり気分よく演奏でき、その結果、演奏内容もよくなるのだ。最終日の22日、会場を満たしたファンの方々の熱心なまなざしが、あの驚異的なコンサートを可能にした。コンサートとはつくづく、人間の営みだと思う。
photo: 3/21 前沢春美

3公演、毎日変わるセットリストは、コンサート直前に、Daveがメンバーと一緒に話し合って楽屋で決めていたもので、随分と時間をかけて練られたものだ。アンコールも3公演すべて二回行い(最初は一回で考えていたようだが、ファンの声援に応えて修正)、最終日には "It's My Party"の携帯着信音を使っての余興まで飛び出した。
演奏は、初日の緊張感、二日目の疲れ(Barbaraは時差ボケで三時間睡眠だった)、最終日の形容しがたい高揚感を生んだ大熱演と、アップ・アンド・ダウンはあったが、全体としてのクオリティーは非常に高く、これまでのライヴ数が少ないという問題は微塵も感じさせない。Barbaraは以前と変わらず艶のある、かつノン・ヴィヴラート的ヴォイスとしてはとてもキャラクターのある声を出していたし、Dave もマルチ・キーボードの操作の間隙を縫ってギター・サウンドの魅力的なアドリブを繰り出していた。Andy のギター・バッキングとヴォーカル・バッキングは決してでしゃばらず、でも全体のサウンドに必要な厚みをもたらす重要な役目を果たしていた。また、ステージ上ではないが、会場後方でPAを担当したTed は、機材の設営、修理、音の管理、その他細かなことも含めて完璧な裏方を務めていた。当たり前だが、全員の協力があってはじめて成功がもたらされる。

もちろん、この全員には会場のスタッフはもとより、来場されたファンの方々も含まれる。ミュージシャンは音楽を聴く人々に反応しながらライヴをしている。一生懸命に聴いてくれるファンが大勢いる会場では、やはり気分よく演奏でき、その結果、演奏内容もよくなるのだ。最終日の22日、会場を満たしたファンの方々の熱心なまなざしが、あの驚異的なコンサートを可能にした。コンサートとはつくづく、人間の営みだと思う。

by invs
| 2009-03-29 10:57
| D.Stewart & B.Gaskin

