2018年 11月 26日
J-P Piirainen 公演感想 |
J-P Piirainen のツアーは昨日終了した。
彼は自らの音楽を Nordic Guitar 音楽と呼ぶ。フィンランドの伝統音楽と現代的なギターを合わせた新しい音楽という意味だ。フィンランドでは伝統音楽はギター以外の楽器、例えばカンテレやフィドルで行われてきた。これまでのフォーク界の「流れに逆らって」敢えてギターを使う、そういう思いが強いのだと言う。それが彼の立ち位置だ。
コンサートは「ウォルツ(ワルツ)」で始まった。ある冬、ヘルシンキの公園で枯葉が強い風で巻き上げられて、踊っている様にインスパイアされて作曲した。やはり伝統曲というとダンス曲が多い。ポルスカというスカンディナヴィアで18世紀から今まで流行っているダンス曲もいくつか演奏された。マズルカというダンス曲もある。実際よりは Piirainen は軽めに演奏している。
彼はまたブルーズが好きだ。アメリカのブルーズ・ギタリストに因んだ曲も作曲している。Devil's Jam とタイトルされ、ブルーズ・ギタリストが悪魔と取引した逸話に基づいている。こうした作曲ものの他の伝統曲はすべて北カレリア地方、つまり彼の出身地の曲だ。カレリア地方はロシアと国境を接するフィンランドでも伝統が色濃く残る地域だ。もともと音楽を始める前の彼の趣味はフォーク・ダンスだったというから、伝統を生きて取り入れていたわけだ。
伝統はまた革新をも内包している。「流れに逆らって」ギター弾くフォーク・ギタリスト、どこまで突っ張れるか、彼のチャレンジは始まったばかりだ。
彼は自らの音楽を Nordic Guitar 音楽と呼ぶ。フィンランドの伝統音楽と現代的なギターを合わせた新しい音楽という意味だ。フィンランドでは伝統音楽はギター以外の楽器、例えばカンテレやフィドルで行われてきた。これまでのフォーク界の「流れに逆らって」敢えてギターを使う、そういう思いが強いのだと言う。それが彼の立ち位置だ。
コンサートは「ウォルツ(ワルツ)」で始まった。ある冬、ヘルシンキの公園で枯葉が強い風で巻き上げられて、踊っている様にインスパイアされて作曲した。やはり伝統曲というとダンス曲が多い。ポルスカというスカンディナヴィアで18世紀から今まで流行っているダンス曲もいくつか演奏された。マズルカというダンス曲もある。実際よりは Piirainen は軽めに演奏している。
彼はまたブルーズが好きだ。アメリカのブルーズ・ギタリストに因んだ曲も作曲している。Devil's Jam とタイトルされ、ブルーズ・ギタリストが悪魔と取引した逸話に基づいている。こうした作曲ものの他の伝統曲はすべて北カレリア地方、つまり彼の出身地の曲だ。カレリア地方はロシアと国境を接するフィンランドでも伝統が色濃く残る地域だ。もともと音楽を始める前の彼の趣味はフォーク・ダンスだったというから、伝統を生きて取り入れていたわけだ。
伝統はまた革新をも内包している。「流れに逆らって」ギター弾くフォーク・ギタリスト、どこまで突っ張れるか、彼のチャレンジは始まったばかりだ。
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by invs
| 2018-11-26 13:04
| JP Piirainen
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