Thierry Maillard(ティエリー・マイヤール)のアルバム ”No More She Is” がパリを拠点とするフランス有数のジャズ専門ラジオ局 TSF Jazz 人気番組 Deli Express で紹介された。5 月にリリースされた新作 "No More She Is" が番組のメイン特集として取り上げられ、Thierry とメンバーが出演し、インタビューを受けながら生演奏も行った。司会は Jean-Charles Doukhan (ジャン=シャルル・ドゥーカン)。平日昼12時~13時に放送。
以下、TSF Jazz 6/11 の記事の紹介文だ。今年、Thierry はわが子を失っている。

私たちの今日のゲストの強みは、常にそのむき出しの感受性にありました。そして、音楽に対する全身全霊の献身にあります。
おそらくそれは、1990年代にいち早く彼の才能を見抜いた Michel Petrucciani (ミシェル・ペトルチアーニ:フランスを代表するジャズ・ピアニストの一人)の目にも留まっていたことでしょう。
それ以来、Thierry Maillard (ティエリー・マイヤール) は、メロディの名匠としての地位を確立してきました。そして、恐れを知らないピアニストでもあります。それが実に爽快なのです。
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団とのレコーディング ―― 彼はそれを成し遂げました。フランク・ザッパの狂気と天才をビッグバンドで讃えること ―― それも実現しました。さらに、ソロで ジャック・ブレル、ジョルジュ・ブラッサンス、レオ・フェレ に敬意を捧げることも、シンセサイザーの魅惑的な世界へ飛び込むこともやってのけました。
しかし、新作アルバムの制作にあたり、ティエリー・マイヤールは最も信頼する仲間たちに囲まれる必要がありました。親しい人々の中の親しい人々から力を得て、彼はついに言葉にすることさえ難しいもの ―― わが子を失うこと ―― を表現する勇気を見いだしたのです。
その引き裂かれるような悲しみ、苦痛、虚無感、そして容易には癒えることのない喪失。その結果生まれたのが、『No More She Is』 という胸を打つ 2 枚組アルバムです。
参加しているのは、Stéphane Belmondo (トランペット)、Thomas Bramerie (コントラバス)、Yoann Schmidt (ドラムス)というメンバーです。
このグループは、今夜、パリ20区の Studio de l'Ermitage で行われるコンサートでも聴くことができます。
皆さん、本日の Deli Express にこうしてお迎えできることを、私たちは大きな喜びと感動をもって受け止めています。ようこそお越しくださいました。なお、歌手の David Linx も 4 曲に参加しており、自ら歌詞を書いています。この番組の中でも、そのことについてお話をうかがっていきます。