タダならぬ音楽三昧

Warsaw Village Band

Warsaw Village Band の公演を見た。Doo Bee Fes というワールド・ミュージック系フェスに出演した。ポーランドの伝統的な音を踏まえながら、それにコンスタントなビートと疾走感を加え、ノリがいい。ビートは手持ちのバスドラと別のメンバーが弾くパーカッションやチンバロム、フィドルが一緒になって刻むことで、かなりへヴィーなものになる。ダンス系のビートにも通じるが、全部アコースティックで、シークエンサーなどを使わないところがいい。プリミティヴ・ビートとでも言おうか。ニュージェネレーションのワールド・ミュージック・バンドが登場したという感じ。

今後、バラッドのようなものをどうこなすか興味がある。

Stian Carstensen が評価するミュージシャン

Farmers Market のリーダー Stian Carstensen の日本でのインタビュー記事に、　　「天才肌」のミュージシャンとしてArve Henriksen が挙げられている。Motif メンバーとして来日公演するHåvard Wiik も名前が挙がっている。

Stian に天才と言われるArveとは、Stian が天才を超えているだけに、想像を絶するが、それほどまでに評価されているのは故あってのことだ。

Stian Carstensen のソロアルバム　"Backwards into the Backwoods" に Arveと Håvard　は参加している。レーベルは Winter & Winter 。日本ではボンバレコードから発売されている。

Arve Henriksen

古い話になるが、細野晴臣関連のDaisy Holiday というラジオ番組でArve Henriksen の曲が6/12 に使われたようだ。番組はInter FM (76.1MH)で毎週日曜日25:30-26:00放送中とのこと（SKY PerfecTV!のSTAR digio(499ch)でも聴くことが可能）。

放送されたのは

Opening TM：Minute Merengue/Harry Breuer
M1 : PULL UP THE PEOPLE/M.I.A
M2 : HOW/DIFFERNET
M3 : THIS/BRIAN ENO
M4 : OPENING IMAGE/ARVE HENRIKSEN
M5 : WONDERLAND BY NIGHT/BERT KAEMPFERT & HIS ORCHESTRA
Ending TM：Jivin' Around/Sandy Nelson

Brian Eno の新作と並んでいるのも面白い。

ちなみに、栃木放送(CRT)の番組"Pop Freak"でもかかっている。ここではSusanna & the Magical Orchestra 他、ノルウェー関連が結構ある。

Goran Kajfeš

以下、Goran Kajfeš の正式な日本語バイオグラフィーを掲載する。日本でのGoran のCD "Headspin" 発売元のソニーミュージックでは、彼をクロアチア語読みのカジフェシュと呼んでいる（Real & True ではノルウェーのバンドMotif なので、ノルウェー語読みのKajfesカイフェス）。


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ゴラン・カジフェシュ／バイオグラフィ

ゴランは1970年6月22日生まれの現在34歳、北欧／スカンジナビアにおけるリーディング・トランペッターの1人である。ジャズをベースとしながらも、フューチャー・ジャズ、モダン、アーバン、エレクトロニックなど様々な要素を巧みに取り入れながら独自の世界を築き上げる。

1960年代に両親がクロアチアからスウェーデンに移住、父はジャズ・ピアニストと
いう音楽的に恵まれた環境で育ったゴランは、少年期はジャズを聴き、大学では音
楽を専攻。ヒップホップ、ソウル、ファンク、エレクトロニカから、レゲエ・ダブ
まで幅広く好む音楽的志向から、ジャズをミクスチャーした現在の音楽表現に結び
ついている。

2000年EMI Sewdenからデビュー作「HOME」をリリース。この作品はスウェディッシュ・グラミーにもノミネートされ、ドイツ、フランスでもリリースされた。現地
の音楽専門誌「Echoes」では2002年のトップ25アルバムの一枚に挙げられている。

スウェーデンでは若く新進気鋭のミュージシャンとして高く評価、注目され、レス
ター・ボウイ、J.J.ジョンソン、ザ・ガーディガンズ、スティング、ジャネット・
ジャクソン（彼女の最新作品に参加）ら、数多くの一流ミュージシャンからのオ
ファーによる共演も多い。

そして最新作、「ヘッドスピン」(SICP 681)では、見事Swedish Grammy 2004において、ベスト・ジャズ・アルバム部門を受賞！名実ともにスウェーデンのNo.1トランペッターの地位を確立した。

Gentle Giant

Gentle Giant というバンドがあった。イギリス出身のマルチ・インストラメンタリストのメンバーで構成されていた。そのユニークさは際立っていて、後にも先にもこのグループと似たような音を出すバンドはいない。ロック的なリズム感は残しながらも、中世イギリス音楽やジャズ、民族音楽、その他あらゆる要素を十分消化した上で統一した類稀な技を見せつける。優雅でありながら暴力的な部分もあり、繊細だが厚かましくもある。言葉で表現するのは難しい。聞いたことのない方は是非一度聞くことをお薦めする。

一般的にはプログレにカテゴライズされているが、それに惑わされずに聞いたほうがいい。ある時期にはやった音楽という次元のものではない。バンドについて書かかれたものがネットに多数あるが、まずは読む前に聞いたほうが、先入観がなくていいだろう。各アルバムの詳細についてはGentle Giant のオフィシャルサイトに出ている。

解散していなければ Real & True Live Series で真っ先にとりあげたバンドだ。